① 伊予工場が竣工して34年が経過し、当時導入していた自動ラックシステムが経年劣化してきたことを踏まえ、工場内の各現場で発生している付加価値を生まない作業(製品・仕掛品の搬送)に着目し自動化に取り組みました。日常使っている当社のタブレットシステムと連携させ自動化・省人化につながっています。② 伊予工場では、紙器パッケージ関係に今後さらに力を入れていくため、品質保証体制を強化する目的で導入しました。今回導入したブランクス検査装置は、抜き本の状態で表裏検査を行える装置となっており、目視検査よりも精度の高い検査が実現できます。担当者 INTERVIEW製造本部伊予工場 品質管理室 室長渡邉 淳 Jun Watanabe製造本部伊予工場 業務課 副課長 南嵜 博 Hiroshi Minamizaki担当者 INTERVIEW 脱炭素社会の実現に向け、当社工場の印刷物ライフサイクルにおけるCO₂排出量を見える化し、それらすべてを森林クレジットで吸収する取り組みを行っています。今後も積極的なカーボンオフセットを推進し、CO₂排出量が実質ゼロの印刷物を普及させていきます。99カーボンニュートラルプリントマークの表示 当社工場では2024年4月より、CO₂排出量をすべてカーボンオフセットした印刷物には、日本サステナブル印刷協会が認定するカーボンニュートラルプリントマークの表示が可能となりました。CO₂排出量は、同協会より提供されたツールをもとに算定します。当社は今後も環境に配慮した印刷物の普及に貢献していきます。① AGF導入と入出庫システムの構築 自動ラックの更新と合わせ、AGF(無人搬送フォークリフト)を導入しました。これにより、製品・仕掛品のラックへの入出庫に加え移動作業が自動化されました。さらに自社開発したシステムと連携させ、オペレーターがタブレットで簡単に入出庫指示を出すことができるようになり、生産性の向上を実現しました。② ブランクス検査装置の導入 ブランクス検査装置を導入したことにより、省人化と検査のスピード・精度の大幅な向上が実現しました。印刷後に打ち抜き加工したパッケージ製品の検査をこれまでは3名体制で実施していましたが、導入後は1名体制で10,000枚/h前後の検査処理を行うことが可能となりました。カーボンニュートラルへの取り組み伊予工場の設備投資
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